輪輪逍遥

とある西洋古道具屋のおやじの、仕事を離れた主に自転車などにまつわる趣味の話
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くまの詣で
IMG_3374.jpg
仕事を兼ねて旅行ができることになり、連休後半は出かけていました。
お届けの荷物があってバンは満載。何度も積み直してやっと全て積めた状態の所へ、更に無理矢理自転車まで積んで行きました。

坂の多い所ですし、熊野古道にも興味があったので自転車はランドナーをチョイス。
さぞや楽しんできたのだろうとお思いでしょうが、滞在そのものは非常に楽しかったのですが、まったりしすぎて殆ど自転車には乗らず。ちょろちょろっと散歩したぐらいでした。
 後は写真の場所に置きっぱなし。しかし土間にランドナーというのは理想的な置き場所ですねえ。天井が高いのがまた良いのでしょうね。こんな家に住みたいものです。

またバンに自転車を積んで帰って来たら、何故か置いてけぼりにした三連勝のロードは前タイヤがパンクしていました。
なんで??
拗ねた?
| | 19:04 | comments(0) | trackbacks(0)
室生寺の不思議な犬
guide dog
ある所で,奈良で不思議な犬に会ったと発言したら、その話を聞きたいというリクエストをいただいたので,ここに書きます。もしかしたら事情をご存知の方には不思議でもなんでもない話かもしれませんが,いまだに僕に取っては大事な思い出なのです。

今から8年ほど前の11月に両親を連れて奈良を旅していました。ちょうど大型台風がその年の夏にきて,室生寺も大きな損傷を受けた後でした。思いつきであちこち移動していましたので、室生寺のある街のはずれの駐車場に車を止めた時はもうかなり午後も遅い時間で,広大な駐車場には停まっている車も殆どありませんでした。後でわかったのですが,もっと近くに便利な駐車場があったようで,かなり離れた所に車を止めてしまったようです。初めて来た所で方向もわからず,車を降りて辺りを見回していた時,反対端の遠くに何処からともなく一匹の犬が現れて、歩いてくるのが見えました。かなり離れた所から一直線にこちらに向かって,てくてくと一定のスピードで歩いて来るのです。

その迷いのない足取りをずーっと見守るうちに,彼は本当にまっすぐやってきました。僕ももうその時は出迎えるような気持ちで待ち受けていましたので、すぐに抱きかかえて胸などをさすって挨拶をしました。そうしているうちに,ふと何気なく「おい,室生寺はどっち行ったら良いんだい?」と尋ねていました。

するとその直後に彼は僕から離れて,すっと歩き出し始めました。来た時と同じようにやはりてくてくと一定の,それでいて迷いのない足取りです。その時はふざけて「オーこっちかこっちか」なんておどけながら,後について歩き出したのですが,すぐに表通りの川沿いの道に出ましたので,直感的に正しい方向である事はわかりました。それでも,まあいつもの散歩コースなんだなぐらいに思っていましたが。

しばらく歩くうちに土産物屋などが現れて来て,ますます正しい方向である事を確信しました。写真はその辺りだと思います。右に見える土産物屋の方向をその犬は見ていますが,この後道路を渡ってその店に行ってしまうのです。そこの店頭にいた若い女の子たちの間をぐるぐる歩き回って愛嬌を振りまいているように見えたので(実際歓声が上がっていました)、なーんだ,ここまでか。ここの犬だったんだなと思ったのですが,なんと彼は彼女たちを振り切って,すぐに我々の方に戻ってきたのです。そしてまた先頭に立って,とっとと歩き始めました。

この辺で,ちょっと普通じゃないような気がし始めていました。その後,正しい橋を彼の先導で渡り,渡りきった所に室生寺の山門のようなものがあったので記念写真を撮ろうと立ち止まりました。橋の所に小さい三脚に乗せたカメラを置いて準備していると,先に行きかけた犬が戻って来て,まるで「まだここじゃないよ、行こうよ」と言わんばかりに地面に置いたカメラを覗き込んでいる僕の頭や顔に,しきりに鼻先をこすりつけて催促するのです。それまでも時々振り返って,僕らがちゃんとついて来ているか確認しているようでしたが、彼が本当に案内しようとしている事をこの時確信しました。

「ちょっと待て,ここで写真撮ったら行くから」と言ってカメラの前に立つと,彼はおとなしくカメラの後ろにお座りをして,道を空けて待ってくれている他の人たちと一緒に待つようでした。一緒に写ろうと「おいで、おいで、一緒に撮ろうよ」としきりに呼ぶのですが,その時はそこから動かないのです。

写真も撮り終わってカメラを片付けると,人の顔を見上げて「済んだか?」というような顔をした後,また先に立って歩き始めました。その頃からこちらは、きれいな紅葉に見とれたりきょろきょろと観光モードになり始めました。女人高野室生寺の石碑の前で、母の写真を撮ったりしていて,ふと気がつくとくだんの犬は消えていました。つい先ほどまでは一緒にいたのです。来た道はずっと見えているのですが見当たりません。先に行ったのかなと思いましたが,それきりその犬を見かける事はありませんでした。

そんときは,役目が済んだから帰ったんかねーとか、こっから犬は入れないからねーなんて言ってたんですが,後で考えてもその犬の行動は不思議でした。もしかしたら,その犬にとっては単に毎日繰り返している習慣的な行動なのかもしれませんが、言葉は交わせなくても意思がはっきり疎通したという確信が何回かあったので、僕にとってはとても印象的で特別な出来事でした。現れ方といい,消え方といい本当にミステリアス。
 今でも,まだ生きているかなあ,会いたいなあとよく思うのです。ま,そんだけの話なんですよ,お粗末様。
| | 00:44 | comments(1) | trackbacks(0)
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